最近、各メーカーより発売される様々な色のインキがあります。私が推測するに
布染用早染インキを応用したものだと思います。
これは趣味として楽しむにはいいのですが少し注意が必要です。
万年筆の素材であるプラスチック、ピスコロイド(硬質セルロイド)、エボナイトなど
にも染まってしまい、素材の良さを損なってしまうことにもなりかねません。
こういったインクを入れた万年筆が修理で持ち込まれることもありますが、
手についたらなかなか落ちません。
これまでのインクと粘性、表面張力などの特性が異なるようで、それなりのペン先の
調整が必要です。使う人がインクの種類をかえる度に調整に出さなければならない
というのは、何ともメーカーとして不親切だと思います。
長年万年筆に携わっているものからいうと、こういったお遊びもあっていいと思いますが、
少し違和感を覚えます。せっかく新しいインクを出すのであれば、万年筆の本来の性能を
より伸ばし、新しい価値を付加するような製品が出てくれればと思います。
まとめると、インクには以下のように大きく3つに分類できるということです。
1)ブルーブラックのように文字は残るが、カスが溜まってしまうインキ
2)ブルー、ブラックインキ等のようにインキの流れを重視し、文字が残るかは
気にしないインキ
3)お遊びとしての最近の様々な色のインキ
これらの特性を踏まえてそれぞれのインキを使い分けて頂ければと思います。
布染用早染インキを応用したものだと思います。
これは趣味として楽しむにはいいのですが少し注意が必要です。
万年筆の素材であるプラスチック、ピスコロイド(硬質セルロイド)、エボナイトなど
にも染まってしまい、素材の良さを損なってしまうことにもなりかねません。
こういったインクを入れた万年筆が修理で持ち込まれることもありますが、
手についたらなかなか落ちません。
これまでのインクと粘性、表面張力などの特性が異なるようで、それなりのペン先の
調整が必要です。使う人がインクの種類をかえる度に調整に出さなければならない
というのは、何ともメーカーとして不親切だと思います。
長年万年筆に携わっているものからいうと、こういったお遊びもあっていいと思いますが、
少し違和感を覚えます。せっかく新しいインクを出すのであれば、万年筆の本来の性能を
より伸ばし、新しい価値を付加するような製品が出てくれればと思います。
まとめると、インクには以下のように大きく3つに分類できるということです。
1)ブルーブラックのように文字は残るが、カスが溜まってしまうインキ
2)ブルー、ブラックインキ等のようにインキの流れを重視し、文字が残るかは
気にしないインキ
3)お遊びとしての最近の様々な色のインキ
これらの特性を踏まえてそれぞれのインキを使い分けて頂ければと思います。