五角研ぎについて2

五角研ぎの形状についてご説明いたします。

「五角研ぎ」というのはペン先を研ぐ際に五角形をイメージするところから名付けました。
その正面図は以下のようなものです。

・正面図

gokaku01.jpg


ペン先の研磨した辺の延長線上では五角形を結びます。
(ペン先切り割りの内側は砥石にてわずかに角を丸め、紙の引っかかりを無くしています)


次に側面図です。

・側面図

gokaku02.jpg

このように研ぐことで縦線はやや太く、横線はやや細くなります。
(斜線部は傾斜をあらわします。)


・側面図2
gokaku03.jpg
使う人のクセに合わせ前後の角度を調整します。標準は60度です。
(図は少し角度が急になっています。)

・正面図2
gokaku04.jpg
B・B'の面を左右の傾斜に合わせながら、手のクセに合わせます。
そしてエッジを軽く取ります。最後にAの切り割りを面取りします。

非常に大まかな説明ですが、これが「五角研ぎ」の形状です。